紙の厚さを表現するのに「55kg」とか「90kg」とか書いてあるけど「kg」って何?なんで「mm」じゃないの?
私もこの業界に入った時、イメージできなかったし、意味もわかりませんでした。
ネット印刷のサイトでも解説されていないし、どう解釈したら良いのでしょう?
この「kg」、重さの単位の「キログラム」です。
何で厚さの話なのに重さの単位ってどういうこと?
こういうことです。
紙の厚さの単位「kg」の解説
まず、紙の寸法の一つに「四六判(しろくばん)」というのがあります。
(他に菊判、A判などもあります)
原紙の大きさは788mm × 1091mmです。
これを1,000枚積み上げます。
その重さが55kgとか90kgということです。
実際の厚みは?
「kg」の意味は分かったけど、実際の厚みがイメージできないですよね。
そこで、一般的になじみのある紙で説明してみたいと思います。
下記の表を参照下さい。
連量 | 厚さの目安 | 特徴・用途 |
---|---|---|
55kg | 0.08mm | 一般的なコピー用紙より少し薄い用紙です。 |
70kg 73kg 中厚口 | 0.08~0.10mm | 一般的なコピー用紙とほぼ同じ厚さです。 折り込みチラシなど薄めのチラシに使われます。 |
90kg 厚口 | 0.09~0.13mm | 一般的なチラシやフライヤーなどに使われます。 |
105kg 110kg 特厚口 | 0.10~0.16mm | 商品パンフレットや会社案内、ポスターに使用されます。 |
130kg 135kg | 0.13~0.19mm | しっかりした冊子の表紙やポスター、商品パンフレットなどに使用されます。 |
150kg 180kg | 0.21~0.26mm | ポストカードやチケットに使用されます。 |
220kg | 0.25mm | 一般的なポストカードよりも厚く、かなりしっかりとした厚さです。 |